ダチョウはアホだが役に立つ

ダチョウはアホだが役に立つ
最終更新日:2024年03月15日

塚本康浩/著
幻冬舎

 ダチョウは相当アホらしい。自分の子供が入れ替わっても気づかない。カラスにお尻をえぐられても気にしない。なぜか傷はすぐに治っちゃう。知能は低いけれど実は並外れた免疫力を持つ。そんなダチョウの卵から、塚本さんは感染症の抗体を取り出すことに成功した。  

 「ダチョウ博士」と呼ばれる塚本さんも、ダチョウに負けずユニークだ。不登校だった小学校時代から、好きだった鳥の世話や解剖をとことん続けて、今や大学の学長になり、ダチョウの抗体で感染症予防に役立つ製品を開発するようにもなったんだって。(ほ)

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