ココロノナカノノノ
最終更新日:2024年10月01日
光村図書出版
わたしは、本当は双子だった--。寧音は生まれてすぐに亡くなった双子の妹、野乃の"におい"をいつもそばに感じながら生きている。現実には存在しない、周りの人にはもちろん見えない、でも自分にとっては大切な野乃のことを、誰にどう話していいかわからない。寧音の中で繰り返される思いは、家族と友だちとの関わりによって少しずつ消化され、やがて新しい形へと生まれ変わっていく。(や)